あなたは鬱病に関してどういうことを思っているでしょうか?
自分には全然予兆がないから関係ない
ストレスを感じてないことからそう判断していませんか?
実は鬱病は誰にでも起こりうることなんです。
最近私の先輩が鬱病と判断されました。
鬱病と判断される前は、笑顔が無くなったり、顔に覇気が無くなったり、ついには朝礼での一言で声が出にくくなると言った症状が起こり、医者の診断結果としてやはり鬱病とのことでした。
今回の記事では、その先輩の姿から判断した職場にある鬱病の原因を解説します。
あなたも今は大丈夫かもしれませんが、小さなストレスの積み重ねが鬱病のトリガーとなりますので、是非最後までこの記事を読んで注意して欲しいと思います。
鬱病になってからでは遅いので、少しでも自分に当てはまるものがあるようでしたら、今の内にしっかり対策を練るようにしてください。
Contents
仕事が自分ばかりに偏っている
仕事が集中してしまうと、気持ちに余裕が無くなってきます。
仕事がどんどん積み重なって終わらせることができず、職場の人やお客さんに催促されると「ヤバい、早く終わらせないと怒られる…」と追い込まれてしまいます。
プレッシャーを感じると人の脳の働きって低下してくるんですよね。
周りに催促されるプレッシャー
終わらないことで怒られるプレッシャー
仕事が増えていくプレッシャー
そんな数々のプレッシャで仕事効率が悪くなり、悪循環に陥ってしまいます。
もしあなたが仕事量が多過ぎて抱えきれなくなっていたら、必ず周りの人に相談してください。
あなたが相談しないと、周りの人はあなたが大変なことになっているのに気づけません。
全てを一人で抱え込まないで、助けて欲しい時はしっかりとあなたの口からヘルプサインを出してください。
我慢しているとあなた自身が壊れますし、周りにも迷惑がかかってしまうんですよ。
仕事をたくさん抱えているにも関わらず電話対応もこなす
新入社員の場合、電話対応は一番先にとらなければならないという暗黙の了解がある職場があります。
仕事をたくさん抱えているのに電話対応までしてしまうと、いつまでたっても仕事を終わらせることができません。
「電話が鳴っているのに取らないと、先輩に怒られるかもしれない…」
新入社員にとってそんな悩みが頭に思い浮かぶでしょう。
でも仕事が溜まって終わらない方が何倍も迷惑なんです。
仕事をたくさん抱えているのであれば、電話対応を控えてください。
先輩もあなたが状況を説明すればわかってくれるはずです。
もしあなたが状況を説明しても電話対応させられるようであれば、今すぐそんな会社は辞めましょう。仕事量が異常でも助けてくれないなんて完全にブラック企業です。
既婚者の女性で家事も担当しているのに残業が多い
私の職場の鬱になった女性は、家で家事を担当しているのに残業が多いという状況でした。
本人は家事に関しては不満を持っていませんでしたが、仕事も頑張って残業もしていたので、とうとう体に限界がきて壊れてしまったんです。
旦那さんがどういう人かはわかりませんが、鬱になった本人も家庭には不満を持っていなかったようなので、家事と仕事を頑張り過ぎてしまったんでしょうね。
既婚者の場合、男性も女性も不満を持っていないからといって日常を当たり前にせず、お互い思いやりを持って生活していくことが必要なんです。
負担が偏っているのが明らかな場合、支え合うことを忘れないでください。
「いつもありがとう」という言葉だけでは、気持ちは伝わりますが体にかかる負担は減らないんですよ。
真面目過ぎて仕事の責任を背負い込み過ぎる
鬱病になりやすいタイプとして、真面目過ぎるというのが挙げられます。
真面目な人は
「仕事で絶対にミスをしてはダメだ!」
「ミスをしたら自分の信頼を全て失ってしまう…」
上記のようなことが常に頭の中にあり、完璧を追求してしまいます。
でも、仕事で絶対にミスをしない人なんていませんよね?
完璧さを求める程ミスをしてはいけないというプレッシャーが重荷になり、精神的に追い込まれてしまうんです。
確かにミスをしないという心掛けは大切ですが、思いが強すぎると逆にあなたは自滅の道を進むことになるんです。
もしあなたが仕事に完璧さを求めているのであれば、少し肩の力を抜いてリラックスして仕事をしてください。
少しのミスぐらいで、今ままであなたが積み上げてきた信頼が一気に0になることなんてないんですから。
周りの期待に答えなければならないという思いが強過ぎる
周りの期待に答えなければならないと思う程、あなたは精神的に追い込まれていきます。
仕事で実績を残して信頼を積み重ねていくに連れて、周りはあなたに期待をします。
その期待に応えるために、あなたはより一層頑張るようになって気を緩めない状況に陥ってしまいます。
周りの期待に応えるためにミスはしない
周りの期待に応えるために休憩なんてしていられない
周りの期待に応えるために残業をしてまで完璧に仕事をこなす
周りの期待に応えるために人よりたくさん仕事を抱える
そんなたくさんの頑張りがあなたを押しつぶして、結果鬱病になってしまうんです。
あなたがそこまで頑張らなくても、普段のちょっとした頑張りであなたに対する信頼感は出来上がっています。
それと、周りが感じる信頼感には限界があるんですよ!
「この人は頼りになる」あなたがそう思っている人に「頼りになる」以上の言葉は浮かびませんよね?
頑張るのはいいですが、体がぶっ壊れるまで頑張るのは絶対に間違いです。
周囲に自分の本音を言えない
周囲に自分の本音が言えないと、色々なことを抱え込んでしまっていずれ我慢の限界がきてしまいます。
あなたは普段周りに対して本音を言えていますか?
仕事を手伝って欲しいけど言えない。
頼み事を断れない。
悩みがないか聞かれたけど平気なフリをして隠してしまう。
上記のような悩みを抱えているのであれば、今後要注意です。
本音が言えないと助けてもらうことができないし、あなたの状況を理解してもらうこともできません。
いつ楽になるかもわからない辛い状況にずっと耐え続けるなんて地獄ですよね。
だからこそ精神が崩壊して鬱病にまで発展してしまうんですよ。
本音が言えないからといって我慢するのだけは辞めてください。鬱病にならないためにも、一人でも言いので本音が言える相手を作ってください。本音を言える人が一人でもいるだけで、本当に気持ちが楽になりますから!
周りの人が自分が忙しいことに気づいてくれない
あなたが忙しい時に、周りの人が気づいてくれないとしんどいですよね。
仕事をたくさん抱えているのに手が空いていると思われて更に仕事を任されたり、仕事量が多いのに誰も助けてくれない状況が続くとパニックに陥ってしまいます。
「本音を言えない」と少し被るかもしれませんが、明らかに自分の容量をオーバーした仕事を抱えているのであれば必ず助けを求めてください
「先輩に仕事を頼むなんて恐れ多くてできない」
「仕事を助けてもらうことで、自分は仕事ができないダメなやつだと思われるかもしれない」
そんなことを気にしていたら仕事が溜まる上に、絶対に大きなトラブルに繋がりますよ。
責任を負えないぐらいのトラブルに発展する前に、あなたの状況を周りの人に理解してもらえるようにサインを出してください。
待っているだけでは誰も助けてくれないんですよ。
まとめ
今回の私の実例は、本当に鬱病になるなんて思っていなかった人がなりました。
真面目で頑張り屋な人ほど、自分で自分を追い込んでしまうことが多いんでしょうね。
あなたも自分は毎日活き活きと仕事をしているから鬱病とは無縁だなんて思わないでください。
何か一つのきっかけで状況が急に変わることだってあるんです。
もしあなたが常に全力で仕事をしていると少しでも実感しているのであれば、少し肩の力を抜いた方がいいかもしれませんね。
気の張り過ぎは精神を壊してしまいますから。